2023-11-10

はな・hana~お花の時間「芝生の話」

タッキー816みのおエフエムで第1金曜日9時30分~放送中!
塚本玲子の『はな・hana~お花の時間』

令和 5年 11月3日 『はな・hana』 放送内容

【芝生の話】 芝生の正式名称は「芝草」

 

箱根「彫刻の森美術館」から

<芝生の種類や管理>

・「暖地型」と「寒地型」がある

夏が苦手。気温が高い日が続くと芽数を減らし、衰退してしまうことがある。

・葉色、葉の長さ、葉幅、密度などなど、さまざまな品種がある

・“芝張り”は、日当たりと水はけのよい場所を選ぶことが大事。3月~10月が適期。梅雨入り前の4、5月頃が特に根づきがよい。芝生張りの後、水はたっぷりとあげる。芝生の苗と地面が密着して根を伸ばすことができる。養生期間も大切で、芝生張り後の管理はこまめに行うこと。

<学校の校庭に芝生>

・温度を下げる・・・密生した芝生は35℃以上にならず、葉の蒸散作用で周辺の温度を下げる。

・眩しさの軽減・・・土面などは太陽光の照り返しで「まぶしさ」があるが、芝生はこの様な事はない。

・騒音の緩和・・・芝生が音を吸収し、さまざまな騒音を減らす事ができる。

・飛砂の防止・・・晴天が続くと表面が乾燥し砂などが飛散するが、芝生はその様な事は無い。

・ぬかるみ化の防止・・・雨が降り水溜りが出来ると「ぬかるみ」ができるが、芝生は水が徐々に地中にしみこんでいくので「ぬかるみ」はほとんどできない。

<ゴルフ場の芝生>

・芝生管理のプロである、グリーンキーパーさんが活躍。

・ゴルフ場は、「ティグランド」 「フェアウェイ」 「ラフ」 「グリーン」 などがあり、仕上がり具合も違う。

季節に応じ、毎日天気や気温などを気にしながら、最高のコンディションをつくっている。

芝刈り、エアレーション(穴あけし密生した根茎をほぐし、通気・通水性を良くして芝生を若返らせる) 目砂(芝生の上に土や砂をかぶせること)など、幅広いコース管理の作業がある。

<サッカー場の芝生>

・Jリーグで使用されるスタジアムは規定により、1年中緑の芝生であることが定められている。

・刈込み(芝刈)・・・芝生の散髪。

伸びた葉っぱをちょうどよい長さに切りそろえる。芝生がさっぱりするだけでなく、芝の茎が増え、より均一で密度の濃い芝生になる。また、芝生に入り込んだ雑草を除去することもできる。伸ばしすぎてから刈り込んだり、低く刈りすぎると、返って芝生を弱らせてしまうので、芝生を美しく長期的に維持するためには、草丈を伸ばさないように「少しずつ頻繁に」刈り込むこと必要。

メイングランドでは年間30回、広場などでは年間5~10回程度の刈込みをしている。

<テニスコートの芝生>

・天然芝のコート=グラスコート(別名ローンコート)

・球足が速く、バウンドも低いのが特徴。

・テニス4大大会で、もっとも歴史が古いウィンブルドン(全英オープン)のコート。

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