2022-03-01

はな・hana~お花の時間「和菓子にみる花」

令和 4年 2月18日 『はな・hana』 放送内容

【和菓子にみる花】

和菓子でさまざまな花を作ります。

<練り切り>

和菓子の中でも「上生菓子」と呼ばれる「練り切り」で、季節の花を和菓子で表現します。

「練り切り」・・・白あんをベースに求肥などのつなぎを混ぜて作った“煉り切りあん”を着色し、いろいろな形の木型に押し付けたり、細かい手細工をして形を作ります。茶の湯の菓子としても。

*求肥…粉状のもち米や白玉粉に水あめまたは水や砂糖を入れ練り上げたもの。                                   

<工芸菓子>  飾り菓子

すべて食べられるものからできています。花や動物や風景などを、写実的・立体的・絵画的に表現したものです。古くから鑑賞用として京都で作られ、その始まりは江戸時代の大奥で鑑賞された”献上菓子”にその端を発しています。広く一般に知られるようになったのは、明治23年(1890)東京で開催された博覧会に”籠盛り牡丹”の菓子を出品してからだと思われます。「工芸菓子」と呼ばれるようになったのは、第2次大戦後のようです。

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