2020-05-17

はな・hana~お花の時間「バラの香り」「雑草は根から抜かない方がいい」

R2年 5月15日 『はな・hana』 放送内容

<今月のお花>

【バラの香り】  華やかな香り=バラ

・香りが強いものほど花持ちが良くないそうです。

・品種改良の過程や選別で、花持ちを重視すること 

から香りの少ないバラが市場に多くなりました。

・しかし、バラに含まれる成分は、ストレスの軽減や

リラックス効果があり女性ホルモンに働きかけるなど、

人の心や体に効果・効能をもたらすことが明らかに

なりました。

・近年、香りの大切さが見直され、香りに特化しつつ

長持ちするバラの栽培に力が注がれています。

・香りは大きく7種類に分けられます。

「ダマスク・クラシック」「ダマスク・モダン」・・・“深い癒し” 甘く華やか。濃厚で情熱的な香り。

「ティー」・・・“ストレス・肌トラブルの解消” 紅茶の茶葉に似たソフトで上品な香り。

「フルーティー」・・・“心地よい眠りに(鎮静・安眠)” 新鮮な果実の爽やかな甘さのある香り。

「ブルー」・・・“集中力を高めたり 気持ちが落ち着く” シャープな香り。 

「ミルラ」・・・美の追求&脳のリフレッシュ“ 八角に似た甘さとほろ苦さ、まろやかな独特の香り。

「スパイシー系」・・・甘さの中に刺激のある香り。

*香り・花持ちを少しでも長く楽しむには。

花に近い2~3枚の葉っぱを残し、水の中で茎を斜めにカット=水上りが良くなります。

花瓶には少し多めに水を入れ、毎日水を入れ替えましょう。その際、数センチ茎をカット。

置き場所は直射日光やエアコンの風が当たらない涼しい場所に。

<お花の知識>

【雑草は根から抜かない方がいい!?】

雑草の根を残して刈ることで、土が軟らかく栄養豊富になり、段々刈るのが楽な雑草が生える。(根から取った方が良い雑草もあります。)

=なぜ雑草を根から取らない方が良いのか=

雑草を抜くたびに土が締まって硬くなり、固い土でも繁殖できるような雑草が生えやすくなります。根から抜くことを繰り返すことで、草取りがだんだん大変になるという悪循環になる可能性が。

        ↓

植物の根の役割は、「土から栄養を吸うこと」だけではなく「土を掘り進め軟らかくする」役割も。

そうすることで植物自身も根を張りやすくなり、次世代の子孫もそこで根を張ることができます。

また根があった部分は土の中でトンネルのように空洞として残り、土がフカフカになっていきます。根から抜いてしまうとこの空洞は生まれないので、土が少しずつ締まっていきます。

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雑草の根を残して切ることで、土がフカフカになりフカフカの土を好む微生物や雑草が増えます。このような環境で生える雑草は、根の張りが浅く、背が低く、柔らかいのが特徴です。

こんな雑草は草刈りも楽で、畑では野菜などの生育を妨げることもありません。

=根っこごと抜いた方が良い雑草=

根を残しておくと、また生えてくる植物⇒地下茎という地面の下で茎を伸ばし繁殖していく植物。

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