はな・hana~お花の時間「白崎海洋公園」「スイセン」
令和 3年 1月15日 『はな・hana』 放送内容
*「白崎海洋公園」 和歌山県日高郡由良町 大阪(茨木市)から車でおよそ2時間
・白崎海岸は、海に突き出た石灰岩の岬と、紺碧の海とのコントラストから“日本のエーゲ海”とも。
・白崎海岸県立自然公園に指定され、日本の渚100選に選定されています。
・石灰岩は約2億5000万年以上も前になるもので、古代の化石が至る所で発見されています。
・白崎海洋公園には、オートキャンプ場や道の駅などがあり、海釣りスポットとしても。
【岩に植物が生えているのはなぜ?】
土があるから ⇒ 土は岩と生き物からできる
岩は、長い年月の間に自然の力でくだかれたり、けずられたりして細かくなっていきます。
土になるためには、細かくなった岩に生き物の力が必要です。
細かくくだけた岩に、バクテリアがすみついたり、こけが生えたり、動物や植物の死がいがたまったり、だんだんと砂が土に変わっていきます。
こうしてできた土には栄養があり、花や木はこの栄養で育ちます。
【アスファルトから生える植物】
完全に塞がれた状態を、下から植物が突き破って生えてくるということはありません。
アスファルトの下にはしっかりと土があり水分もあります。
アスファルトの隙間にたまたま流れ着いた種子が下にある土などに根付き、成長に必要な水分が雨などで与えられると、植物の芽が出る可能性はあります。
植物は根から水分や栄養を吸い上げますが、ライバルがいないので水を吸い上げ放題です。
【スイセン】 ヒガンバナ科
・水仙は、由良町の町の花。
・白崎海岸の背後にある「番所山」は、野生水仙の群生地としても知られています。
・番所山の水仙の見頃は1月下旬。約10万本の水仙が咲き誇ります。
<スイセン>
「ニホンズイセン」・・・日本各地の海岸線に群生し、名所があります。(福井県の越前海岸)
*兵庫県淡路島「灘黒岩水仙郷」1月中旬~2月上旬頃が見頃。約500万本の水仙。
・毒性があり、嘔吐や皮膚炎の症状がでます。
・葉っぱがニラ、球根がタマネギと間違えられて食中毒を起こすケースがあるので注意!