はな・hana~お花の時間「菜がつく野菜”ナ”と”サイ”の違い」
タッキー816みのおエフエムで第1・第3金曜日9時30分~放送中!
塚本玲子の『はな・hana~お花の時間』
令和 4年 1月21日 『はな・hana』 放送内容
【お鍋に入れる野菜から考えたこと・・・】
「菜」が付く野菜で「ナ」と「サイ」と読む違いはナニ?
「ナ」と読む野菜は日本古来の野菜。
「サイ」は明治以降に中国から入ってきた野菜。…だそう
<小松菜> アブラナ科
名前は東京の小松川(現在の江戸川区)に由来しているそうで、江戸時代将軍に気に入られ献上する際、土地の名前をつけたとか。
収穫せずにそのままにしておくと、アブラナと同じ黄色い花を咲かせます。
<水菜> アブラナ科
京都原産と言われ、京都の伝統野菜でもあります
水菜は古くから京都を中心に関西で栽培されてきたので「京菜」とも呼ばれ、「壬生菜」と並び京都の伝統野菜のひとつです。
葉がひいらぎのようにギザギザしているのが水菜、ぎざぎざがないのが壬生菜です。
<きくな> キク科
シュンギク(春菊)とも呼ばれ、若い葉と茎を食用にします。
一般的に菊の花は秋に咲き、春に花が咲く菊で「春菊」と呼ばれるようになったようです。
<白菜> アブラナ科
日本に定着したのは明治から大正にかけてとのこと。
<青梗菜> アブラナ科
中国から伝わった野菜で、白菜などと同じ仲間。和名は「たいさい(体菜)」。
春先に菜の花と同じように花芽をつけ「チンゲン菜の菜花」として食用になります。
【菜の花とは?】
菜の花は、アブラナ科アブラナ属の花の総称
菜の花は、一種類ではなくアブラナ科の植物の花を「菜の花」と呼びます。
食べる「菜の花」と、河川敷などに咲く「菜の花」は違う種類です。
食べる菜の花は、食用に品種改良されたもの。
河川敷に咲く菜の花は、「セイヨウカラシナ」か「セイヨウアブラナ」という種類です。