2020-04-22

はな・hana~お花の時間「レンゲ」「花の漢字に関する話」

R2年 4月17日 『はな・hana』 放送内容

今月のお花>

【レンゲ】  マメ科  蓮華・蓮花

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・「蓮華」の名前の由来は、小さな花が蓮の花に似ているから。

・レンゲの花の正式和名はゲンゲ「紫雲英」。

レンゲの花が一面に咲く様子が、低くたなびく紫の雲のようだから、

と言われています。

『右によけ 左によけて 蓮華草』 正岡子規

・7枚から9枚の小さな花びらがくるりとひと回りして花の形を作ります。

茎近くは紫色がやや強くて、先端に向けてピンク色から白色になっていきます。

・ミツバチとレンゲ

蓮華の花の蜜を吸うミツバチ。ミツバチの身体の重みで下側の花びらが下がり、

雄しべと雌しべが現れます。

ミツバチの身体についた花粉がまた別の花に・・・。

ミツバチは蜜をもらい、レンゲはミツバチの力を借りて受粉をします。

・受粉が終わると花への栄養が断たれ、赤紫色に変わっていきます。(紅葉)

・花後はさやができて中には種子が。(1つのさやにおよそ10個の種)

・種を収穫した後のレンゲは、そのまま土に漉き込んでしまえば土が肥沃になります。

・黒っぽく熟すのを待って収穫した種は冷蔵庫などで保存します。

・種は秋にまき、発芽して、冬を越し、春に開花します。

*レンゲ畑が減った理由

・化学肥料の普及で、農家に面倒なレンゲの栽培を行わずに土作りが

できるようになった。

・レンゲを猛烈な勢いで食べつくす害虫出現。

・稲作の衰退。

*日本ミツバチと西洋ミツバチ

日本ミツバチは複数の花につく(逃げやすい) ⇒ 蜜が取れにくい

西洋ミツバチは特定の花につく ⇒ 蜜が取れやすい

【「花」の漢字にまつわる話】

=花のつく漢字=

「(魚花)」= ほっけ  「糀」 = こうじ(麹)  「埖」 = ごみ(塵芥)

「椛」 = もみじ(紅葉)、かば(樺)   「誮」 = やさしい(優しい)

「錵」 = にえ(沸)   「硴」 = かき(牡蠣)

=花名の漢字=

「秋桜」 = コスモス  「向日葵」 = ヒマワリ  「蒲公英」 = タンポポ

「風信子」 = ヒヤシンス  「白粉花」 = オシロイバナ  

「女郎花」 = オミナエシ 「仙人掌」 = サボテン  

「百日紅」 = サルスベリ

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