2021-10-07

はな・hana~お花の時間「街路樹(高木)」

令和 3年 10月3日 『はな・hana』 放送内容

【街路樹(高木)の話】 

<街路樹の役割>

1,街に自然と四季をつくる

・野鳥や昆虫が来て自然をつくり安らぎが生まれる。
・花が咲き、葉が紅葉し季節の移り変わりを知る。

2,生活環境を守ってくれる

・交通騒音を減らし車の排気ガスやほこりを防ぐ。
・葉がCO2を吸いO2を出し空気をきれいにする。
・暑い夏の日ざしをさえぎり、涼しい歩道をつくる。

 3,交通の安全を確保

・夜まぶしい車のライトをさえぎってくれる。
・車やバイクの事故から歩行者を守る。
・車の運転手の視線を誘導して道路の方向を知らせ安全な走行を促す。

4,安全な環境を作る

・風の勢いを弱め、砂・吹雪などから守ってくれる。
・火災などが燃え広がるのを防ぎ避難の道を確保する。 

<大阪府の高木街路樹の種類> (平成26年3月31日調べ)

1,イチョウ 2,ケヤキ 3,トウカエデ 4,クスノキ 5,カイズヅカイブキ

<日本での街路樹ランキング>

1、イチョウ・・・緑に茂り秋には紅葉し、季節の移ろいを楽しませてくれる。排気ガスや硬い地面の厳しい環境でも強く長生き。成長も早く丈夫で寒さや病害虫に強く、管理にあまり手間がかからない。街路樹のイチョウは100年は寿命があると推測される。

2、サクラ・・・日本の”国花”で春の風物詩として、花見での集客力があり地域の活性化にも繋がることから街路樹として多く採用される。

3、ケヤキ・・・成長が早く、育つと大きな木になり木陰を作る。木によって紅葉の色が「赤・橙・黄」と3種類存在し、色鮮やかな美しい景観を作り出す。

*樹木には”落葉樹”と”常緑樹”があり、街路樹はほとんどが“落葉樹”です。”落葉樹”は冬に葉を落とし、”常緑樹”は一年を通して緑の葉を茂らせています。”落葉樹”は葉を落とすため、路上の定期的な清掃が必要になります。 一見すると、”常緑樹”は一年中緑があり、街路樹として適しているような気がしますが、”落葉樹”を植えるメリットは、夏の日差しを遮り”木陰”を作ることができる。冬には日差しが届き”ぬくもり”を与えてくれる。紅葉などの四季の移り変わりを感じることができる。

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