2021-02-26

はな・hana~お花の時間「ヒヤシンス」「球根植物」

令和 3年 2月19日 『はな・hana』 放送内容

【ヒヤシンス】  ユリ科   鉢植えや地植え、水栽培で。

オランダで品種改良されたダッチ系と、フランスで品種改良されたローマン系に大別。広く出回っているのはダッチ系。 

=球根から始める=

球根選びは、球根は病気のないずっしりとして重みがあり大きなものを。

植え付け時期は、鉢植え・地植えとも10月中旬~11月下旬に、深さのある鉢に。

=ポット苗から始める=

苗選びは、しっかり根が張り、葉色がいきいきしているもの。必ず植え替えましょう。

<日々の手入れ>

水やりの時間帯は、朝~午前中のうちがベスト。夕方以降は夜間冷えこんで凍ってしまうことも。

花が咲いたら、咲き終わった花を摘みとる「花がら摘み」の作業を忘れずに行いましょう。

花が終わると、古い球根に新たな球根(子球)ができます。これを分球といいます。

<分球の時期と方法>

花が終わってからしばらくは球根を肥大させるための時期。毎日の管理はこれまでとおりに。

  • 5~6月に、ヒヤシンスの球根を掘り上げます。
  • 球根の底部に浅い切れ込みを入れます。
  • 湿気の少ない場所で、球根を逆さにした状態で保管します。
  • 秋頃には小球ができるため、そのまま植えつけます。

*水栽培の場合のコツ

球根から育てる場合は一週間に一度ほどのペースで水を入れ替え、球根から根が伸びてきたら、ポットの水の量をだんだんと減らしていきます。根の先のみ、水に浸かる程度が水量の目安。

*切り花としても

・茎が柔らかく、水がつかっている部分が多いと茎が痛んでしまうため、水は少なめで。

水をとてもよく給水するので、無くならないようにチェックして、少なくなったら追加。

水を全部吸ってしまうとしんなりとしてしまいます。早期なら切り口を数ミリカットして復活します。

・葉っぱは取らないで、葉っぱ付きのヒヤシンスを楽しみましょう。

花瓶が低すぎると、花の重みに茎が折れてしまいます。花の重さに耐えられる花瓶選びを。

花瓶に生けてからも茎が伸びます。少しずつ茎を切って最後まで折れずに花を楽しみましょう。

【球根植物】

根・茎・葉が肥大した球根には短期間で開花・結実が迎えられるように養分が蓄積されている。

養分が蓄えられている分病害虫の餌食になるので注意が必要!

チューリップ・・・3~5月に開花

フリージア・・・2~4月に開花

クロッカス・・・2~4月に開花

スイセン・・・3~5月に開花。 日本水仙は1月中旬~2月上旬

アネモネ・・・3~6月に開花

ユリ・・・5~8月開花

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